こども用辞典『三省堂こどもことば絵じてん』を購入
長女(3歳)用に、Amazonでこども向けの辞典を買いました。 三省堂、そして金田一春彦監修、安心感がありますね(笑)
幼児の基本語二,九〇四語を収録
幼児が六歳までに習得することばの数は、二,〇〇〇〜二,八〇〇語といわれています。このじてんでは、幼児期に使われることばを中心に二,九〇四語を取りあげ、ことばの基礎をしっかり養います。
「この じてんの 特長と 使いかた」(P.2)より
幼児から小学校低学年くらいまでがターゲットと言えそうです。実物は400ページオーバーの重量級。一般的なこども向け図鑑より重いです。
購入のきっかけ
Amazonで『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(小川 大介 すばる舎)という書籍がKindle日替わりセールで¥399だったのでなんとなくポチッ。
正直ぜんぜん期待してなくて「タイトルのままの内容でしょ・・・」くらいのつもりでした(内容でなく割引率に惹かれて買ったのがホンネw)。
だがしかし・・・。
いい! これはとてもいいものだ。
年齢やこどもの性格に応じた「辞書」「地図」「図鑑」とのつきあい方が紹介されています。それがとにかく現実的・実践的で無理がないのです。
まさに「使い方」でなく「つきあい方」。
ちょっと長いですが引用します。
さて、図鑑、地図、辞書を揃え、リビングに置いたとします。親御さんはきっとこう思うでしょう。「さあ、買ったのだから、どんどん開いてね!」。 でも、残念ながら、ただリビングに置いただけで、子どもが自発的に開き、好奇心を持って次々と調べ始めるということは起こらないでしょう。 「置いただけでは見ない」というのは、どのご家庭でも起こる当たり前のこと。 それを「やっぱりうちの子は賢くないんだ」とあきらめたり、「せっかく揃えたのに意味がなかった」と撤去してしまうのはあまりにももったいない。 「置いてある」ことに意味があるのです。まずは置くだけで十分。置いてあるのと置いていないのとでは雲泥の差です。
どのように雲泥の差なのか気になったひとはこの本を読んでみることをおすすめします。
親の思惑通りうまくいくもんじゃないって前提に立って著者の経験談を紹介してくれるのでなかなか説得力があります。
というわけで、まんまと影響されて壁に貼るタイプの日本地図と冒頭で紹介した辞典を買ってしまいました(笑)
初日、二日目の反応
初日
Amazonから届いた辞典を見せると長女は「じてんてなに?」と聞いてきましたがうまく説明できませんでした...orz いま思うと、「じてん」を辞典で調べればよかった(と思ったけど収録されてませんでした!)。
『三省堂こどもことば絵じてん』を見る長女
長女は「なんでなんで」攻撃、「◯◯ってなに」攻撃が ひどい 非常に得意で 辟易させられている 大変なので、てきとうに答えてしまうことも多々あります。
この日は長女に「なに?」と聞かれたことばをかたっぱしから辞典でいっしょに調べました。
調べるといってもまだ字が読めないし、読めないからお目当てのことばを探せないくせに「じぶんで調べる」って聞かないし、満載のビジュアルに気を取られまくってお目当てにたどり着かないし
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って、これ最高の結果じゃないですか! 「じぶんで調べたい」と言い出すとか、目当てのことば以外にもいろんなことばに興味を持つなんて、初日からちょっとできすぎww
(ちなみに「調べる」ということばの意味は理解している様子)
対象のことばのイラストをいっしょに見ながら、意味の説明文をわたしが読む、という形でたのしみました。
調べたことばをメモ帳にリストアップしておくよう長女に言われたので、メモしていきました。うーん、それはいい考えだ・・・。
ことばの説明(語釈)がメインで補足として絵がある、と思い込んでましたが
イラストを見ただけではわかりにくいことばは、意味を簡単な文で説明してあります。
とのことなので、できるだけイラストだけでわかるようになってるんですね。さすが「絵じてん」。実際、「おしっこ」には意味の説明がありません。使用例だけ。
『三省堂こどもことば絵じてん』より
ことばの意味を説明するのって難しくないですか? 小さい子の場合、ボキャブラリーが少ないのでよけいにむずかしい。絵じてんは本当によくできていると感心しました。
二日目
寝かしつけのときに読む本は、いつも本人が選びます。
なんとこの日は、絵じてんをチョイス!
「うさぎ」をさがしたい(調べたい)とのリクエストで探してみたり、てきとうに開いたページのイラストを見たりしました。
ついつい「学んでほしい」という気持ちになりがちですが、そこはぐっとおさえてあっちこっち気の向くまま、「しらべる」にこだわらずいろんなイラストを見てあそぶだけ。
正直めちゃくちゃたのしかったです(笑) 小中学生のころ辞書を引くのが好きだったことを30年くらい経って思い出しました。
さいごに
ひとつのことを追求するより、浅く広く興味をもつタイプの長女には絵じてんは向いているのかもしれません。
ちなみに三日目の今日は絵じてんのことはすっかり忘れたようです(笑)
一応、食卓から見えるところに常備してあるので、たまーにでも本人が興味をもったら儲けモンかな。
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