こんにちは、4歳の女の子、1歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
『キラキラ☆プリキュアアラモード』に登場するステキなおねえさん、キュアマカロン。
そんなキュアマカロンになりたい長女が、お友だちにブスと言われて落ち込んでいました。
悲しいできことに長女はどう立ち向かったのでしょう。
お友だちにブスと言われて落ち込む長女
「ブスだから○○くんとは結婚できないよ」
長女がお友だちに言われたことばです。
4歳でなんちゅう会話をしてるんだ。
というのはさておき、長女は落ち込んでいます。
長女に「ブスってなに?」と聞いてみると
「顔とか心が変なひとのこと」
と答えました。
なかなかキツい表現ではありますが、長女なりに理解しているようです。
ここで「心」が出たのは驚きましたね。
親として何ができるか
事前に妻からのLINEで、長女が落ち込んでいることを聞いていました。
会社からの帰路、親として何ができるか、なんと声をかければいいのか、考えてみたものの妙案は浮かびません。
結局、「傾聴」「共感」くらいしか思いつかないまま、(つまりノープランで)自宅に着くとさっそく長女が、こんなことを言われたんだと報告してくれました。
長女の見つけた答え「毒の入ったキラキラルのせいで悪いことを言っちゃうんだよ」
話を聞く中で長女が言いました。
「○○ちゃんは、毒の入った「キラキラル」のせいで悪いことを言っちゃうんだよ」
プリキュアを見ていない方には訳がわからないと思いますのでちょっと長いですが説明します。
「キラキラル」と「闇のキラキラル」
突然出てきた「キラキラル」について紹介します。
キラキラルとは『キラキラ☆プリキュアアラモード』に登場する、人を元気にする謎のエネルギーです。
スイーツに宿る、人を元気にするエネルギー。プリキュアの力の源であり、星の形でキラキラしている。スイーツを食べると元気になれるのは、このキラキラルが宿っているから。
ストーリー&キーワード | キラキラ☆プリキュアアラモード-東映アニメーション
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『キラキラ☆プリキュアアラモード』では、心の闇が非常に重要なテーマとして扱われています。
キラキラルには「闇のキラキラル」というバージョンがあり、通常のキラキラルとは逆に心の闇が増幅してしまうのです。
長女の言う「毒の入ったキラキラル」とはこの闇のキラキラルのことなんですね。
長女の考え
つまり長女は、
○○ちゃんが悪い子なのではない、闇のキラキラルのせいで悪いことを口に出してしまうだけなのだ(だから何を言われても気にしない)
と言いたいのです。
- 「罪を憎んで人を憎まず」
- 「人格を責めるのでなく、行為を叱れ」
いろいろな表現はありますが、長女の表現も同じ意味合いですよね。
長女のセリフを聞いてわたしはハッとして自分を恥じました。
わたしは相手の子の行為でなく、相手の子自身ににちょっと怒りを感じてしまっていたのです。
プリキュアから大切なことを学んだ
長女はまだ落ち込んではいますが、自分なりに折り合いをつけようとしているようです。
プリキュアの表面的な(おしゃれでかわいいという)良さだけでなく、作品に込められたテーマを感じ取って自分なりに消化し、長女自身の世界に適用しているということに本当におどろきました。
その後「キラキラルは本当はこの世界にはないけどね」とまで言っていました。そこまで認識しているのにさっきのセリフが出るのかと、さらにびっくりしました。
おわりに
5歳の誕生日が近づき、心がぐんと発達しているように感じます。
赤ちゃんが生まれたときに、親も0歳のパパ・ママとしてデビューして一緒に成長していくんだ、なんて言います。
でもいつも子供たちの方が一歩先を進んでいるように感じます。
子供は本当に勝手に成長していきますね。
「親として何かしてあげる」なんて考えが傲慢なのかもしれません。
さいごになったけど、ありがとうキュアマカロン。ありがとうプリキュア。
長女と一緒にとても大事なことを教えてもらいました。