うち天

子育てで日々挫折するおじさんのブログ

絵と言葉のライブラリー ミッカに行ってきたよ【亀有】


こんにちは、5歳の女の子、2歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。

東京葛飾・亀有にできた子ども向けのかわいい図書館「ミッカ」に行ってきました。おとなもハマるたのしい施設でした。

ミッカとは

ミッカは、子どものための小さな図書館。
絵本、図鑑、マンガ、写真集、作品集など、
絵と言葉にこだわった約3,000冊の本を楽しむことのできる施設です。

絵と言葉のライブラリー ミッカ

場所は両さんでおなじみ亀有の駅前、リリオ館の7階。ミッカ自体はそんなに大きくありません。立ち止まらずに歩けば、ぐるっと一周するのに1分くらいでしょうか。

http://micca.me/wp/wp/wp-content/themes/micca-new/images/about_map.png

絵と言葉のライブラリー ミッカ

▲ 入り口では天井でミッカのキャラクターがお出迎え

そこらじゅうに本が置いてある

ミッカでは、施設内のいたるところにさまざまな種類の本が置いてあります。

▲ そこに本があれば子どもは自然に手がのびる

▲ 右の壁はメインの本棚

▲ テーマごとに本がまとめられている

▲ さすが亀有。漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』もあります

▲ 隠れ家・秘密の部屋のようなスペースにもたくさんの本がある。ちなみにここは、この窓のようなところから入る。「天ない(天使なんかじゃない)」の愛蔵版が置いてあっておじさん興奮。ホームページでは「小屋」と呼ばれています

▲ 「手紙でも書いてみる?」のポップとともに便箋と、手紙にまつわる本が並べられている。

本当にそこらじゅうで子どもたちが本を読んでいます。見ているだけでなんかうれしい。ひとりで黙々と読んでいる子もいれば、パパといっしょに寝っ転がって読み聞かせてもらっているきょうだいもいます。

うちの子どもたちは、おもちゃに気を取られて最初は本に興味を示しませんでしたが、「読もうか?」というと「うん! よんで!」と行って本を選びに走っていきました(危ないので走らない!)

今日いちばんハマったのはこの本。逆さ絵の絵本でアハ体験をたのしめます。

暗めの照明

じつはこの記事の写真は全体的に明るさを上げています。

実際のミッカは暗めの照明になっていて、落ち着いた雰囲気。間接照明と窓からの自然光がうまく採り入れられています。

最初は暗く感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。個人的にはオフィスやお店のようなギラギラの昼光色・昼白色が苦手なのでとても好印象でした。

たとえば小さな字の本が読みにくいと感じたら、窓のある「大きなソファー」エリアに行くなど、好みの明るさの場所を見つけられるといいですね。

▲ 「大きなソファー」エリア。おじさんがゴロゴロしながら漫画を読んでました(笑)

本だけじゃない(アトリエ・ギャラリー・シアター)

「絵と言葉のライブラリー」という名の通り、本だけがテーマではありません。絵・言葉にまつわるスペースやファシリティーが用意されていて、そちらもたのしい。

本にあまり興味のない子でもたのしめます。

アトリエ

▲ 木の色合いでやさしい雰囲気

▲ 積み木・パズル・マグネットのおもちゃなども用意されている。ポップでおしゃれなものが多い

▲ お絵かき用の紙はひとり3枚まで。まっしろな紙だけでなく、あらかじめいくつかの円や、漫画のコマ割りが描かれた紙もあって、子どもの発想力の見せどころ!

▲ 中心にあらかじめ大きめの円が描かれていた紙に、長女(5)が描いたミッキー。目が。目が。

▲ めずらしく集中して遊んでいる長女

▲ すっごくキレイにできた。とーちゃんうれしい

▲ 糸のカラー見本やたくさんの色えんぴつ・クレヨン。「どうぶつの描きかた」などの本も

不定期で「うちわ作り」などのワークショップも開かれています。

ギャラリー

絵・言葉に関する作品や本が展示されているスペース。タイポグラフィの本などが用意されていて、大人が見ても興味深い。

▲ 縦横にひらがなが並べられたポスター。「いきもの」「たべもの」などお題にしたがって隠された言葉をさがして、用意されたマーカー(水性蛍光ペン)で囲む。膨大な言葉が隠されているけど(ほとんどどこを見ても単語だらけ)、5歳児は意外に見つけられない

▲ 見知らぬ女の子(一年生・6歳)と一緒に探しはじめた。ボキャブラリーは5歳児より一枚も二枚もうわて

シアター

「真っ赤なシアター」では毎日演し物(だしもの)が行われています。

毎週土曜日は子ども寄席が開催。三遊亭一門による落語を体験できます。

落語案内 | 絵と言葉のライブラリー ミッカ

わが家が行ったのは土曜でしたが時間帯が合わず、見られませんでした。残念! ぜったいまた来る。

▲ 読み聞かせの11時の回に参加。ついつい聞き入ってしまう。すごい

▲ 小さな子が多いので保護者といっしょに聞いている子が多かった

トイレもかわいい

▲ なんと本棚のあいだにトイレの入り口がある。トイレのスリッパもかわいいので見てみて

▲ 授乳室もあるので小さな子も安心

おわりに

▲ 長女がひとりで本を読むのは超めずらしい光景。家では「ね~いっしょに読んで~」とうるさい

子どもふたりを「お絵かきできるよー」と誘って連れてきた「ミッカ」ですが、お絵かきも、読み聞かせも、積み木も、パズルも、絵本も、ギャラリーも、フルコースで満喫できました。時間にして2時間半くらい。再入場可能なので気に入ったらご飯食べたりしてまた入ってもいいですね。

やっぱり専門家(?)の読み聞かせはすごかったです。イヤイヤ期でうるさい2歳の長男もじーっと聞き入ってました。次は子ども落語の寄席に行きたいです。

いちばんうれしかったのは長女がひとりで本を読んでいたことです。

本と言っても「ウォーリーをさがせ!」のように忍者を探す絵本なので「読む」というより遊ぶという感じですが。でもページごとのお題をいっしょうけんめい自分で読んでいましたし、自宅では「ウォーリーをさがせ!」ですら「一緒に読もう」と言ってくるので、一人で読んでいる様には感動しました。

保育園でも絵本を毎日のように借りてきますが、自宅で読むのとはちょとちがうようですね。

子どもが中学年くらいになったら、ある程度自由にさせておいて、自分(保護者)もいっしょに読書できそうです(もちろんほったらかしは厳禁で)。おもしろそうな本がたくさんあったので、これからたのしみです。

たくさんの絵や言葉に囲まれて、読んだり聞いたり遊んだりできる「ミッカ」。本好きもお絵かき好きも、アウトドア派も(?)一度行ってみるときっとたのしめますよ。

(「小さな図書館」と名乗っているとおり、大きな施設ではないので、遠くからはるばる出かけるとちょっと拍子抜けしてしまうかもしれません。ご近所の方はぜひ!)