こんにちは、6歳の女の子、3歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
『オオカミがキケンってほんとうですか』という絵本が衝撃的だったので紹介します。
なにがどのように衝撃なのかは、読んでのお楽しみ。
現代的な内容
名作と呼ばれる絵本はとても古いものが多いですね。
こどものころに読んだ絵本を子に読み聞かせるのはなかなか感慨深いものがあります。
そういう古典には古典のよさがありますが、こんかい紹介する『オオカミがキケンってほんとうですか?』はとても現代的な作品と言えます。
主人公の子ヒツジが
「うわさを しんじては いけないよ」
という母の教えにしたがって、
オオカミ = 悪者 というステレオタイプに疑問をいだくところから話はスタートします。
(数ページ読める)オオカミがキケンってほんとうですか?|絵本ナビ : せき ゆうこ みんなの声・通販
まちのみんなの言うようにオオカミはキケンなのでしょうか?
それとも……???
同様のステレオタイプを覆した作品では『あらしのよるに』がとても有名ですね。
衝撃の展開
「あらしのよるに」もスリリングな展開でおどろかせてくれましたが、本作も相当です。
価値観によっては「こりゃ読ませられないわ」という保護者のかたもいるかもしれません。ちょっと大げさかもしれませんが。
展開で魅せる作品とかネタバレ注意! と言われると、つい先を予想したくなりますが、あまり考えずに読みはじめるほうがたのしめると思います。
(せっかくなので Amazon などのレビューも見ないようにしましょう)
びっくりさせておわりではない
もちろんかなり意図的に練られた展開ではありますが、おどろかせることだけが目的ではないのがこの絵本のおもしろいところ。
おとなはおとなの捉え方、こどもたちもそれぞれの年齢や性格・価値観に応じた捉え方ができます。
その上でさらに「その捉え方でほんとうにいいの?」と疑問を投げかけてくる、そんな作品です。
小学生以上なら、この本をきっかけにお子さんといろんな話ができるんじゃないでしょうか。
(でもやっぱり話の展開がやばいw 純粋にそれだけでたのしめます)
未就学児や小学生でも低学年だと、ちょっとショックが強すぎる可能性もなくはないので、念のため保護者の方が先に目をとおして判断したほうが安心だと思います。