こんにちは、5歳の女の子、2歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
人形(ぬいぐるみ)製作キットでお人形を作っています。
「お人形作って」
ある日、長女が言いました。
「おとーちゃん、お人形つくってー!」
どうやら絵本『ボノロン』2015年6月号に影響された模様。
『ボノロン』2015年6月号より
よーし、とーちゃんがんばっちゃうぞー!
と、さっそくネットでいろいろとお人形を探して、最終的に買ったのがこちらのキットです。
かわいい!
2週間はやるき満々
完成したらブログに書いて、読んでくれた人にほめられたい! というゲスな思いをモチベーションに、日々こどもたちを寝かしつけたあとに製作を進めていきました。
休日には長女といっしょに作業することもありました。
▲ 100円ショップで道具をそろえたり。
▲ 長女といっしょに型紙を切ったり。
▲ 型紙からチャコペンで布に型を写し取ったり。
お人形のような細かいパーツがある裁縫では、昔ながらの色えんぴつみたいなチャコペンだとなかなか厳しいですね。近所の手芸屋さんに行って水性インクのチャコペンを買ったのもいい思い出です。25年前にあったかは知らんけど
▲ 細い線を思いのままに引ける「水で消せるチャコパー」に感動。筆者のチャコペン情報は25年くらい前で止まっていたので便利さに驚いた
そんなこんなで、100円ショップの糸や針をdisったりしながらなんとかがんばりました。道具は手芸屋さんでちゃんとしたのを買ったほうがいいですよ。道具をケチるのは一番やっちゃダメ。常識ですよ常識。
ああ、思い返してもたのしかったな……2週間は。
顔をつくるのがこわい
下手くそながらも順調に製作はすすんでいました。
ちょっとずつモチベーションが下がりながらも一ヶ月くらい?は作業していたのですが、ついにその日がやってきます。
人形の体が完成してしまったのです。そして、ここからは髪の毛や顔の製作に入っていきます。
そのとき、突然こんな感情が湧き上がってきたのです。
「ムリ!!! もうムリ! 絶対失敗して呪いの人形みたいのできるし!」
買ったときはこんな気持ちになるなんて思いもよらなかったんですが、人形の顔を作るのってとても勇気がいるんです。わたしだけかもしれませんが(たぶん失敗が怖いんだと自己分析)。
この日から、わたしは人形作りを進められなくなってしまいました。
ひと縫いもできぬまま1年
そこから、ひと縫いも進められず一年がたってしまいました。
たまに長女に思い出したように「お人形まだ?」と言われるたびに
「ごめんね、わすれてた」
とごまかして来ましたが、ごめんよ、とーちゃん忘れてなんかいないよ。怖いんだよおおおお!!!!
心のどこかで「このまま長女がお人形のこと忘れてくれないかなー」なんて思ってさえいたのに、なぜか3ヶ月に一回くらい進捗状況の問い合わせが入ります。
いやー、記憶力のいい子を持つと大変だわー。
勇気をふりしぼってちょっとだけすすめた(髪の毛つけた)
先月、恒例の長女による進捗確認があり、その日は意を決して少し製作を進めました。
お人形に髪の毛をつけたのです。
▲ 現在のお人形さん。服も着せてあげずごめんよ。工程上、服は本体のあとなので……(別に先に作ってもいい)
▲ チャコペンで描いた顔はとてもかわいい。これがどうなってしまうのか不安しかない。
ふぅ……。がんばった。自分をほめたい。けっこうかわいくできたんじゃないだろうか。
お人形を欲しがる年齢でなくなってしまう
4歳だった長女も5歳になり、半年後には6歳、さらに数ヶ月で小学生になってしまいます。
どうしよう、
「おとーちゃんが作った人形? いらなーい」
とか言いだすよね、そろそろ。それどころか
「てかケータイ買ってー」
とか言い出すお年頃なんでしょ!?!?
そうなんでしょ!!!!
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
おわりに
このままではお人形もかわいそうです。
かわいくできなくたって未完成で放置されるよりぜったいにいいはず。お金だってもったいない。
わかってるけど今日も針が進まない。
がんばります。