こんにちは、4歳の女の子、1歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
山寺 香『誰もボクを見ていない』(ポプラ社)を読みました。
17歳の少年が祖父母を殺害して金を奪った事件。埼玉で実際に起こった事件です。
犯人である少年の生きてきた境遇は「想像を絶する」という表現が陳腐に思えるくらい過酷なものでした。
「カネのために殺した」
このセリフの本当の意味を知ることは、多くの人にとって苦痛だと思います。
読み進めるのが本当にツラい。
でもすべての大人に読んで欲しい本です。
すべては読んで、知ることから始まるはず。
- 丁寧に描かれる少年の生い立ち。それは「絶望」以外の何物でもない
- 貧困・虐待、そして犯罪。わたしたちはこれに向き合わなければならない