こんにちは5歳の女の子、2歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
こどもふたりを連れてボルダリング・ジムに行ってきました。長女(5)はボルダリング初体験、長男(2)は見学だけです。
ボルダリングとは
「ボルダリング」はロッククライミングの一種で、ロープなどを使わずに岩や石を登るスボーツです。
本格的なボルダリングでは自然の中にある巨岩(通称「外岩(そといわ)」)を登りますが、屋内に岩や石を模した壁を設置したクライミング(ボルダリング)ジムで気軽にたのしむことができます。ここ10年ほどメディアでもひんぱんに紹介されるので、「やってみたい!」というひとも多いと思います。
最近は公園やアミューズメント施設にクライミングウォール的な遊具があることも多いので、プチ体験したというお子さんも多いはず。
▲ 2015年、東京・足立区 ギャラクシティーこども未来創造館。3歳になる直前の長女
2020年 東京オリンピックの追加種目に
2020年の東京オリンピックでは「スポーツクライミング」が正式種目になり、スポーツクライミングの一種目であるボルダリングもこれまで以上に注目を集めそうです。
日本には世界トップクラスのクライマー(特にボルダリング)が多数いて、メダルが期待されています。
映画『ラスト・ホールド!』2018/5/12公開
ボルダリングが題材になっている青春映画が公開されるようですね。
イケメンがたくさん出てて、予告編を観ただけでおじさんは鼻血がでそうです。
5歳児のボルダリング・デビュー
両親はボルダリング経験者
妻とわたしは昔ボルダリングをやっていました。ほとんど無趣味なわたしにとっては唯一といってもいい趣味で、途中ブランクをはさみながら数年間、あまり上達しないまま楽しんでいました。
しかし妻が長女を妊娠してから6年間以上、行く機会がありませんでした。
幼児が利用できるジムが手近になく、長女が小学生になったら電車やバスで行ってみようかと思っていました。
▲ 以前通っていた頃に撮った写真で一番新しいのは2011年7月でした。約7年のブランク。これは秋葉原のB-Pumpというジム
今回、自転車で数分で行ける距離にボルダリングジムがあることが判明して、しかもホームページを見ると小学生未満の子も利用している様子です。
いつ行くの? 今でしょ!!
と妻と興奮状態でさっそく行ってきました。
こどもの適応能力がすごかった。
実際やってみて驚いたのはこどもの適応能力。
長女は運動は嫌いではないけど、とくに上手というわけではありません。
▲ 最初はちょっとへっぴり腰
最初は上の写真のようにちょっとへっぴり腰でしたが、登る度にみるみる上達していきます。
- 体が軽い
- 体がやわらかい
- 固定観念がない。発想が柔軟
- 回復力
これらが相まって、ちょっと信じられないスピードでうまくなってました。
とくに固定観念がないのは大きかったです。なにも教えて無くても、腕を伸ばした基本姿勢を自然に取るようになったし、
- ドロップニー(キョン)
- 踏み換え(乗せ換え)
なども、いつの間にかやっています(それっぽい動きであって厳密なムーブではないですけど)。
おとなは頭で分かっていたとしても体がついて行かないのですが、こどもは逆で直感的に体を動かしてるようでした。
今回のジムでは、ゴールデンウィーク中はこどもの来店が多くなるので、こどもでもつかみやすいホールド(持つところ)と登りやすいルートを設定してくれていました。これもとてもありがたかったです。ボルダリング上達の肝は達成感・成功体験なので、最初のハードルは低くていいのです。
▲ 2014年、友人宅(!)。長女1歳半
長女「また行きたい!!」 親「しめしめ……」
この日は2時間くらい遊んでサクッと終了しました。*1
クライミングウォールの下のマットは登る人だけが、登る時だけ上がってよいルールです。しかし2歳児がすぐにマットに近付こうとするのでずっと付きっきり。長女が登るときも近くで付きっきり。もちろんそれは想定通りです。
結果として妻とわたしは数本ずつしか登れませんでした。でも腕はそれなりに疲れたし久しぶりにたのしめて満足。帰りの自転車でブレーキを握る筋力は残して置かなければなりませんし(笑)*2
長女は終わった直後から
「たのしかった」
「また行きたい」
と連呼していて、妻とわたしは「しめしめ」と心の中でガッツポーズです。
今までいろいろと遊んだなかで、一番と言ってもいいくらいのいい反応でした。ちなみに同率1位はキッザニア。
▲ 2018年2月、東京・江戸川区 行船公園のすべり台。長男2歳2か月。こどもはみんなよじ登るのがだいすき
おわりに
長女は頭脳派というよりは野生児タイプなので、大抵のスポーツで最初は「おっ! なかなかうまいじゃん!」という感じなのですが、そこからあまり上達しないことが多いです。そして練習も苦手。
ボルダリング体験は長女の野生の勘ととても相性がいいと思いますし、ジムでのボルダリングは「練習感」はなくあくまで遊びなのもいいです。まさに長女のためのスポーツかも。大げさか。
ただ上達のためにも安全のためにも、直感だけで学ぶのは絶対によくないので、もし長女が興味を持って続けたいなら正しいルールや考えかたもしっかり教えていかなければいけませんね。ボルダリングは本来しっかり考えて登るスポーツなので。
これから家族でたのしめればこんなにうれしいことはありません。
※ 2歳の長男はあと数年は見学だけ。ごめんね。