こんにちは、4歳の女の子、1歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
先日妻と長女(Lv.4)が外出した日の夜、妻がこんなことを言いました。
「楽だった。こんないい子にしてられるならずっと遊んでられるって思った」
たしかに最近の長女は急速に物事の理解が進んでいて、外出もとても楽です。
オムツも着替えもいらず、ほとんど手ぶらで行けるのもうれしい。
しかし実はわたしには、そんな妻の思いとは別の感慨がありました。
その理由とは……。
妊娠中:「昼寝が終わるまで帰ってこないで欲しい」
下の子(長男)の出産を12月に控えた、いまから2年前の8月。
当時長女は2歳9ヶ月のイヤイヤ期真っ最中。
妻の負担を減らすべく、毎週土日は朝から長女とわたしで外出していました。
8時台には家を出て、公園などで遊んでお昼ごはんを食べて13時前後に帰宅。
長女はそれから昼寝タイムです。
当時の長女は妻がいっしょでないとなかなか寝なかったので、寝かしつけは妻が担当してくれていました。
戦いのはじまり
そんなある日妻が言いました。
「長女の昼寝が終わるまで帰ってこないで欲しい」
身重での2歳児イヤイヤ期ガールの寝かしつけは相当しんどかったようです。
ふりかえると「そりゃそうだ、早く気付けバカ」って話です。
そこから長女とわたしの戦いがはじまります。
できるだけ毎週土日、午前中から夕方までなんとか時間をつぶします。
やはり昼食後の昼寝タイムを外でどう確保するかが問題です。
公園で遊んでおにぎりなどを食べた後、ベビーカーで寝かしつけ、そのままスーパーの休憩スペースで時間をつぶすこともありました。
黄金パターン発見
いろいろ試した結果
- 電車やバスでおでかけ
- 外出先で昼食
- 帰りの移動で昼寝
というパターンが楽なことに気づきました。
それ以降、本当にいろんなところに行きました。
- 動物園
- 博物館
- 子ども図書館
- 浅草
- 東京スカイツリー
- プラネタリウム
- 映画館
- 国技館
- アミューズメント施設
- お祭り
- 神社
- 遠くの公園、近くの公園
- 水遊び場
- お寺
- 物産展
- なんとかフェア
- ショッピングモール
もちろん楽しいんだけど、イヤイヤ期の子を連れての外出はやっぱり大変でもありましたね。
ハンバーグ屋さんでハンバーグを頼んだのに結局公園でアンパンマンカレーを食べた話
長女とあちこちおでかけする日々でしたが、2歳児とわたしの二人っきりでお店での外食ってのはどうしても躊躇してしまって、コンビニやスーパーの弁当・おにぎりを選びがちでした。
なんとかたまにはおいしい昼食をとりたくて、ある日長女と相談の上、東京上野のハンバーグレストランに入ってみたことがありました。
頼んだハンバーグとピラフ的ななにか(忘れた)。
最初は乗り気だった長女ですが、ハンバーグが届く前に突然「カレー食べたい」を連呼しながらグズりはじめました。
理由は謎です。
ハンバーグが来てからもしばらく説得を試みました(正直に言うとけっこう怒ってしまいました)が「カレー食べたい」は止むことがなく、泣く泣くハンバーグをあきらめて店を出ることにしました。
会計時にダメ元でお店の方に相談したら快く持ち帰りを許可していただき、容器に包んでくれました。
持ち帰りはあきらめていたので本当にうれしかったです。
そして電車で自宅の最寄り駅まで戻り、駅前の100円ショップでアンパンマンカレーを購入。
近所の公園で、ハンバーグ屋さんから持ち帰ったライスにカレーをかけて食べました。
そのときのうれしそうな長女の顔は忘れられません。
ハンバーグ屋さんで怒ってしまったことを思い出すと今でも申し訳ない気持ちになります。
とーちゃん、ハンバーグ食べたかったんだよ、ワガママ言ってごめん。
そんな日々を経て年末には長男が生まれました。
出産後:"上の子かわいくない症候群"
長男が1ヶ月半くらいのころ、妻が"上の子かわいくない症候群"になりました。
“上の子かわいくない症候群”
なかなかインパクトのあるこの言葉。
ここ数年で認知度の上がってきた言葉ですが、まだまだ知らない人も多いと思います。
下の子が生まれたときに、上の子がかわいいと思えなくなる現象のことなんですね。
- ホルモンバランス
- 乳児を守るための本能
- 見た目(小さいものをかわいいと思う本能)
- 比較(下の子は泣いたってふぇぇ…とかわいいもの、それに引き換え上の子は……etc.)
原因は上記のように諸説ありますが、たぶんどれも間違いではなく複合的なものでしょうし、人それぞれ違うはず。
認知されてきたのは最近でも、おそらくというか確実に昔からあった事象でしょうね。
(逆に「下の子かわいくない」の方が主流だった時代もありそうですよね。時代背景も絡むと思うと興味深い)
ちなみにわたしは上の子どころか初めての子である長女ですらかわいいと感じるのに半年くらいかかったという過去を持っております。
かわいく思えないからといって、別に引き離す必要はないのでしょうが、授乳でヘロヘロのところにかわいくもないマシンガントークな幼児がいるのはやっぱりストレスだとも思うんです。
週末だけでも妻の負担を軽減させてあげたいと思い、再び長女と父の週末外出デイズがはじまりました。
大変だったけどいい思い出
妻の"上の子かわいくない症候群"は数ヶ月で治りましたが、いまでも週末にはできるだけこどもたちを連れておでかけして妻に休んでもらうように心がけています。
最近は暑すぎてサボりがちですが……。
当時の写真を見返すと、約半年間、長女とふたりでおでかけした写真が大量に出てきます。
そして長男の首が座ってからは長男もいっしょの写真がちらほら出てきます。
大変だったけど本当にいい思い出です。
長女とは親子であると同時に、戦友のような思いも感じています(一方的に)。
甘えたい盛りの2歳、3歳。
あれは大変だったよね。
あ、誤解のないように言っておきますね。
「戦い」という表現を使いましたが敵は妻じゃないですよ。
平日はどうしても妻に多くを任せていましたし、週末だって妻には頼ってばかりです。
土日の数時間、こどもの面倒をみたからといってドヤ顔イクメン面するつもりはありません。 大変だったのはひとえにわたしが未熟で子育てスキルが低いからです。
あえていうなら敵は「時間」「天気」「体力」なんかかな。
暑さ、寒さはおっさんにも幼児にもキビシかったですw
そして2年を経て、冒頭の妻のセリフ。
「ずっと遊んでられる」と思えるくらい成長した長女と、楽しそうにおでかけ報告を聞かせてくれる妻を見て、こんなことを思い出した、というお話でした。
実用性のない、回想を長々とお読みいただきありがとうございました。
おわり
※ なんとなく本エントリー全体に渡って説明不足な気がするので随時修正するかもしれません。