こんにちは、4歳の女の子、1歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
1996年公開の映画『LEON』を20年ぶりに観ました。
最高でした。
でも当時とはちょっとだけ違う感覚でした。
そういう事ってあるよね。
- 映画『LEON』のあらすじ
- 20年前、10代のわたしは『LEON』をこう観た
- 40歳手前のわたしは『LEON』をこう観た
- 5年前だったらどうだったか
- 好きな作品はたまに観直したい
- ホリエモン「愛読書? 一度読んだら内容覚えてるでしょ」
- おわりに
映画『LEON』のあらすじ
レビュー記事ではありませんが、いちおうあらすじを。
ニューヨークの殺し屋レオン(ジャン・レノ)は、スタン(ゲイリー・オールドマン)ら麻薬捜査官に家族を殺された12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)を保護する。
殺された弟のために殺しの教えを請うマチルダ。レオンは当然ことわるが、マチルダに痛いところを突かれ、渋々殺しのテクニックを教えることに……。
20年前、10代のわたしは『LEON』をこう観た
高3か大学一年の頃。
言うまでもなく
「マチルダかわいい!!!!」
の一言ですよ。
4畳半の部屋にLEONのポスターを貼って、毎日マチルダを眺めてました。
キャー、きもーい!
あのポスター、どこで買ったんだろ。
10代後半の学生とはまったく交わることのない世界の話ですが
あえて言えば、一番共感したのはレオンかしら。
何に共感ってそりゃ
「マチルダかわいいな〜」目線ですよ(バカ
40歳手前のわたしは『LEON』をこう観た
今回、2回ほど泣いちゃいました。
- 一回目
- マチルダの4歳の弟が、ベッドの下で殺人者(麻薬捜査官)たちから身を隠すシーン。
- 二回目
- マチルダが自分が泣いているのは4歳の弟のためだ、と言うシーン。
「4歳の弟」に泣かされました。
そういう意味では今回一番共感したのはマチルダでした。
自分に4歳の子(長女)がいるからって、ちょっと分かりやすすぎですね。
5年前だったらどうだったか
こどもができる前だったら誰に共感してたかなー。
ゲイリー・オールドマンかもしれない。
ヤク中だけど(ヤク中だからか)、部下・仲間は大事にする。
彼がキレるのは部下・仲間のため。
狂ってるけど徹頭徹尾のブレの無さは惹かれるものがあります。
ゲイリー・オールドマンのこの映画の演技はすごかったよなー。
話を戻して、5年前だったらどうか。
マチルダの父かもしれない。
家に殺人者が侵入してきて「パパー!! パパー!」と助けを乞う長女(マチルダの腹違いの姉)。
父は応えない。
声を上げれば居場所がバレて自分が殺されるから。
うーん、クズ中のクズ。
でも、こうはなりたくないけど、
こうしちゃうかもしれない。
好きな作品はたまに観直したい
やっぱり時間が経って映画を観直すのっていいですね。
その間に、
- 自分が年をとっている
- 自分がいくつか経験を重ねている
- 自分を取り巻く世界・環境が変化している
- 前回のことを忘れている
など、いろいろ変化がありますからね。
観た直後にもう一回観たときですらいろんな新発見があるんだから当然です。
あれ、でも考えてみたら好きな作品でなくても同じですね。
いまいちだった作品も、時間を置いて改めてみたらきっと違う感想を持つことでしょう。
(とは言え、気は乗らないけどねw)
ホリエモン「愛読書? 一度読んだら内容覚えてるでしょ」
愛読書って意味がわからんのよね。一度読んだら内容覚えてるでしょ笑
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014年11月19日
世界のトップCEO20人が選ぶ、永遠の愛読書39冊 | GQ JAPAN - http://t.co/WECnt5XpTP
堀江氏ほどの頭脳になると、実際覚えてても不思議じゃないですね。
でも、
覚えていること、忘れていないこと、思い出せること
と
もう一度読んで(映画なら「観て」)体験するのって全然違うんですよね。
本当に同じだったら、好きな食べ物だって味や食感を思い出せばいいだけで、二度と食べなくていいし、セックスだって、麻薬だって、友達との会話だって、全部一回でいいってことになっちゃう。
愛読書ってのは「読書体験」としての愛読なんだと思います。
映画も同じ。
世界が変わっている以上、いつ読んでも同じってことはありえません。
自分が一切成長して無くてもね。
おわりに
マチルダ、天使。
マジ天使。
いいものは時を経てもいい、つまんなかったのもいつか面白く感じるかも。
新しい作品も楽しみだけど、古い作品を観直すのもいいものだなーと思いました。
(懐古主義におちいらないように気をつけます←大事)
『猟奇的な彼女』を20年ぶりに観たときも最高でした。
「きょぬ〜(´;ω;`)」