こんにちは、4歳の女の子、1歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
中部地方の田んぼに囲まれた田舎で育ったので、自然はいつも身近にありました。
草花はいつも遊び道具でした。
長女・長男と散歩しているときに道端の遊べる雑草を教えてあげるといつも大ウケです。
というわけで今回は遊べる草花を紹介します!
都市部の住宅地でも必ず見つけられますよ!
楽器になる草花
遊べる草花の花形、音の鳴る草花です。
たんぽぽ
まずはド定番のたんぽぽ。
茎が笛になります。
ストローで笛を作った方も多いと思いますが、それのたんぽぽ版。
茎の片方(細いほうがいい)の端を潰して、そちらをくわえて吹きます。
太くて長い茎だと「ぶぅー」と意外に迫力のある音がなりますよ!
たんぽぽは綿毛も飛ばして遊べるし、身近であそべる植物の代表格と言っていいかもしれませんね。
ナズナ(ぺんぺん草)
春の七草に入っているように春の植物なので、5月下旬には枯れてました。
こちらも定番のぺんぺん草。
説明不要だと思いますが、
茎から飛び出ている三角形になっているところ(実です)を持って、茎からちぎれてしまわないように気をつけて下に引っ張ります。
さけるチーズみたいに裂くイメージ。
実がぶらーんとなった状態で茎を軸にくるくる回すと「ぱちぱち」と音がなります。
ちなみにぺんぺん鳴るからぺんぺん草かと思ったら全然ちがった!!
別名をぺんぺん草(ペンペングサ)ないし三味線草(シャミセングサ)という。
これはいずれも実が三味線の撥(ばち)に似ているところからきている。
みんなの花図鑑
まじか……。
ぺんぺん草は春先にはそこらじゅうの道端で見つけられます。
先端の小さな白い花を目印に。
くっつく草花
こどもはひっつき虫が大好き!
実がくっつく草はたくさんありますが、ひとつだけ紹介。
アレチヌスビトハギ
写真の種の部分が服によくくっつきます。
一つひとつが数cmと長さがあるので、こどものころ、これをたくさん並べて服に図形や文字を書いたりして遊びました。
見つけ方
道端やちょっとした空き地で見かけます。
ツツジの植栽に紛れて生えてたりも。
日陰の方がよく見かける気がします。
三角形またはひし形が連なったような実の形を覚えておきましょう。
小さな紫の花。
犬を飼っている方は散歩から帰ってきたら犬にたくさんくっついてたなんて経験もあるのでは?
はじける草花
実に触ると中から種が弾け出てくる植物です。
これもこどもには大人気。
カタバミ
クローバーのような葉っぱ。
ちょっと信じられないくらい、ありとあらゆる場所で見かける。
クローバーのような葉っぱから上に突き出ている実の部分(ミニミニサイズのオクラみたいな形)をつまむと、中から小さな種がたくさん飛び出てきて手にパチパチッと当たります。
この感触がけっこうゾワゾワするんです(笑)
大人もちょっとクセに(もしくはトラウマに)なりますよ。
なんというか、黒ひげ危機一髪的なドキドキを味わえる楽しい植物です。
見つけ方
この記事を書いている5月ごろ、そこらじゅうの道端で見られます。 舗装された道路でも隙間から生えています。
クローバーを小さくしたような葉っぱと黄色い花を目印に。
舐めると酸っぱい草花
スイバ
もう少し成長すると先端のもわもわが赤みがかってくる。
茎を舐めると酸っぱい。
ただそれだけだけど、小学生時代にはなぜか毎日のようにやってました。
スイバというらしいです。
酸い葉だそうで。
こちらの記事を参考にどうぞ。
先日数十年ぶりに舐めてみたら、すっぱさより青臭さが気になって、全然たのしくありませんでしたw
どうやら私の心はすっかり汚れてしまったようです。
でも、こどもと「すっぺ!!」とか言いながらあそべば盛り上がること請け合い。
舐める前に洗いましょうね。
見つけ方
空き地や川の土手にたくさん生えてます。
1〜1.5mくらいの丈で、先端に赤みがかった花がもさっと咲きます。
占いができる草花
オオバコ
中のスジ(葉脈)を切らないように葉っぱを切って遊びます。
するとこんな風にでろーん、ぶらーんとなる。
一本しか残せてない。下手っぴ。
スジを切らずにどれだけ多く残せるかにチャレンジします。
うまくできると達成感がハンパないです。
たぶん幼児にはむずかしいので、小さなお子さんのいるパパ・ママは大人の底力を見せつけてやってください。
なんとか三本残せた
おみくじ・占いに使ったりもできます。
見つけ方
日当たりの良い道端、空き地、芝生、公園などで。
一面オオバコ。近所の公園にて。
釣り竿になる草花
オシロイバナ
画像: みんなの趣味の園芸
夏に咲くこの花。
なんと釣りざおになるんです。 それどころか、パラシュートにも化粧品(ファンデーション)にもなります。
花の付け根のガクを取ると、中に種があります。この種をゆっくりやさしく引っ張ると、雌しべが出てきます。
これを釣り竿に見立てて、種の部分をありの行列に垂らして、「アリ釣り」を楽しめます。
高いところから落とすと、花びらがパラシュート(落下傘)の役割りを果たしてゆっくり落ちます。
花が咲き終わると、黒い種を取ることができます。この種を割って中の白い部分をほじくり出すと、白い粉が採集できます。この粉をオシロイ(ファンデーション)代わりにお化粧ごっこができます。
いろいろなあそびが楽しめるオシロイバナは、遊べる草花の代表選手ですね。
このオシロイバナ、実は全体に毒を持っているので注意しましょう。特に種や根っこに注意。こどもが口に入れないよう気をつけてあそんでください。
図鑑があるとより楽しい
身近な草花の図鑑が一冊あると、散歩のまえに予習したり、散歩の途中で見つけた草花を調べたりできて、とても楽しいです。
『子どもに教えてあげられる 散歩の草花図鑑』は、文庫サイズで持ち運びに便利ですし、季節ごとに分類された身近な草花がフルカラーで249種類も掲載されています。
眺めているだけでもたのしい一冊です。
おわりの一句
これからの季節は緑の季節。
熱中症に気をつけて、お散歩に繰り出しましょう!
道草食って
あそびましょ
参考・出典サイト一覧
ありがとうございます。