うち天

子育てで日々挫折するおじさんのブログ

仮面ライダーベルトを欲しがる女の子を紹介するテレビ番組を見て【フルタチさん】


こんにちは、煮卵です。

先ほど、このTogetterを閲覧しました。
togetter.com

仮面ライダーエグゼイドのファンである娘を持つ親として思ったことを書きます。

第一印象

4歳の長女は放送中の仮面ライダーエグゼイドの大ファン。上のツイートにもあるように、公式動画は毎日見ているし、録画したテレビ放送もなんども繰り返し見ている。

そして件の女の子と同じように、ずっとライダーベルトを欲しがっている。

そんな状況なので、女の子が笑われている例の動画をみて、娘がテレビ番組で笑いものにされたように感じた。それが第一印象。

おもちゃやさんで変身ベルトであそぶ長女。

仮面ライダーの武器にも夢中。周りには男の子しかいない。男の子に人気なのは事実。

母親について

元ツイートの動画では前後の文脈が読み取れないが、ひとつ言えるのは母親がこの動画を公開したのは浅はかだということ。

おねだり対応の難しさ

こどものおねだりへの対応というのはなかなか難しいもの。
買わない理由があるならそれをしっかり伝えて理解・納得させるのが理想とは思うが、そうは問屋が卸さない。理由など関係ない。ただ、欲しいのだ。

もしかしたら前日に高額なおもちゃを買ったばかりなのに何度言っても欲しい欲しいとねだり続けているのかもしれない。
おもちゃを買ってもいつも数時間で飽きてしまうのかもしれない。
いろんな事情・背景がある可能性は否定しない。

そういうとき、嘘も含めたあの手この手で説得するというのは、多くの親がやっていると思う。

動画から受ける印象としては、この母親の「女の子だから」は「嘘も含めたあの手この手」ではなく本心で言っているようにも感じた*1が、それは確認しようがない。

動画を公開するということ

ここからは想像になる。ライダーファンの女の子の父親の勝手な想像をご容赦願いたい。

この動画を番組に提供したのは、おそらく撮影者である母親本人の可能性が高いだろう。

その真意は本人しかわからないが
「おもちゃ欲しさに「ち◯ちんつける言うてる」。おもろー。よっしゃテレビに投稿したろ」
というような思考だったのではないか。

仮定を基にした話でもうしわけないが、もしそうであるなら浅はかすぎる。

このご時世に「女の子だから男の子向けのおもちゃは買わない」と言っているのをフジテレビの番組で放送されること。それは、全国に向かって
「女の子は女児向けおもちゃだけ欲しがってりゃいいっす。わたしはジェンダーとか多様性とかよくわからないっす。」
と宣言しているようなものだ。

ひとの子育てや思想に口出しはできないが、せめて、このように注目されてしまい結果として娘にめいわくをかけている罪を認識して欲しい。

少々大げさだが女の子は
「あの親の」娘、「あの動画の」女の子
として生きていくのだ。しかも女の子は名前まで公開されている。

お母さん、もう少し娘さんのことを考えてあげてください。承認欲求を満たすのに娘さんを利用しないでください。

番組・コーナーについて

番組ではライダーベルトを欲しがっていること自体を笑っているわけではないことは想像できる。女の子がおもちゃのために「ち◯んちんつける」と主張するのを微笑ましく思うのはわからなくもない。*2

だがこのコーナーは「子供の屁理屈」というらしいじゃないか。

どこが屁理屈だ。理屈で説明してみろ。

そして、関係者の中でひとりも「女の子だから男の子向けのおもちゃは買わない」発言の影響に思い至らなかったのか? 20世紀か?

女の子の明るい未来を信じる

最後に、この動画を見ていちばんおどろいたこと。

この子、かしこくない?

ライダーベルトは男の子のおもちゃだからダメ、という説得に対して

  • 男の子になる、と提案
  • ち◯ちんを付ける。そしておしっこをシャーってする。と具体的な完成図を提示
  • 母の「おちんち◯ん どうやってつくるの?」に対しては「自分で考えて作る!」と即答

課題に対して、解決案を提示、その実現方法は自分で考える

頼もしい!!!

あなたはきっとだいじょうぶ。
しばらく周りがうるさいかもしれないけど、すぐに落ち着くよ。

ゴースト、かっこいいよね!
おじさんの娘も映画でエグゼイドと一緒にたたかってるのをみて「ゴーストすき!」って言ってた。

もし機会があればおじさんの娘とおともだちになって、仮面ライダーゴーストについていろいろおしえてね。

長女がはじめて遊んだアーケードゲームは「仮面ライダーバトル ガンバライジング」。

おわりに

仮面ライダーはほんとうに老若男女がたのしめる番組だと思います。

もちろんそこに出てくる変身ベルトは憧れの的。性別なんて関係ない。

この番組に出会ったことでわたしと長女に仮面ライダーエグゼイドという共通の趣味ができました。同時期に見はじめたプリキュアもふたりでたのしんでいます。日曜朝は毎週ふたりで大興奮です。

ありがとうエグゼイド、ありがとうプリキュア。

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*1:第一印象から来るバイアスは否定しない

*2:微笑ましいで済むかは本人の性自認などによるが、本エントリーではその点は触れいない