こんにちは、6歳の女の子、3歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
先日ウォシュレット®(正確にはINAX製なので実際はシャワートイレ®)が壊れ、買い替えました。
その際に、いろいろと高い勉強代がかかり、若干後悔していいます。
結論(提案):便座ごと買い替えても意外と安い
先にこの記事の趣旨を書いておきます。それは、
(温水洗浄便座だけでなく)
便器ごと買い替えてもトータルでは意外と安く済む
ということです。
「便器は壊れてない」とか
「ウォシュレットだけのほうが安い」
という声が聞こえてくるようです。
私にもそう思っていた時期がありました。
しかしいろいろと勉強代がかさんだ結果、いまは便器ごと買い換えるのも選択肢としては全然ありだったな、と思っています。
(本音を言うと、便器ごと買い換えればよかったという思いのほうが強いです)
便器ごと買い替えがよい理由
紛らわしくて恐縮ですが、ここからは「便器 + 温水洗浄便座」のセットを「トイレ」と呼びます。
トイレ交換のメリットをいくつか挙げてみます。
工事費込みでも意外と安い
今回のトラブル(後述)でお世話になった水道工事屋さんに教えてもらっていちばん驚いたのが、意外と安いということです。
実際に検索してみると、ピンきりではありますが工事費込みで7万円台という商品もありますし、
DIYできるひとなら5万円、6万円といった価格でも購入できます。
トイレの交換というといわゆる「リフォーム」ですので、20万円くらいするのでは? というイメージがありました。
でも7万円台と聞くと、なんとか手をだせる金額という気がします。
商品の探し方・リフォームの見積など
楽天なら 「楽天リフォーム 」で検索すると工事費込みで販売している商品が探しやすいです。*1
リフォームは依頼する業者によって費用が大きく変わることがあるので、できれば一括見積サイトなどを活用して複数のリフォーム業者から見積を取ると相場感がわかってきますし、ボッタクリ業者などもある程度回避できるのでおすすめです。
わが家ではビルトイン食洗機を後付けしたときにリショップナビ という一括見積サイトを利用しました。
もちろんトイレのリフォームに関しても利用できます。
下記リンクの記事で、そのときに利用したリショップナビの使い方の流れなども書いているので参考にしてください。
トイレの寿命は10~20年
今回、温水洗浄便座の交換の際に、トイレのタンクからの水漏れが発生するようになってしまいました。
作業に問題があったのではなく、パーツの経年劣化が交換作業で顕在化した、ということです。
わが家のトイレは設置から約10年です。
修理に来てくれたINAXの修理担当の方によると、便器は陶器なのでかなりの長寿命ですが、パーツ類は10年くらいから不具合が起きやすくなるそうです。
今回は、水漏れ箇所だけでなく、タンク内の別のパーツ(手洗い用吐水口)も傷んでいたため交換となりました。
トイレなんて何十年も使うもの、というイメージがありますが、その間にパーツ交換が必要になることも多いということですね。
何十年も不具合なく済んでいるお宅があったら、けっこうラッキーなのかもしれません。
節水などのために、タンクの構造なども複雑化しており、昔の単純な仕組みにくらべると不具合もおきやすいそうです(逆に技術の向上で昔より壊れにくくなった面もあるでしょう)。
たとえば10年目ごろから数年に一回、故障や水漏れが発生して、その都度1万円程度の修理費が発生するとしたら、けっこうな出費です。わが家はマンションなので、水漏れは周りのお宅への迷惑がめちゃくちゃ怖いです。
階下のお宅にトイレの漏水でご迷惑をかけるなんて想像するだけで胃に穴が開きそう。
今回水漏れの恐怖を経験して、トイレ交換は費用の問題だけではなく、
「安心を買う」
という面が大きいと思いました。
というわけで、設置から10年くらいというのは、そろそろトイレ交換を考えてもいいタイミングと言えそうです。
費用をかけて心配しながらあと10年使うなら、新品に交換して安心を買おうという考えです。
長期間使用したトイレではパーツが生産終了しているようなケースもあるとか。そのような場合は、トイレを交換するしかないですね。
トイレも進化している(経済的メリットなど)
前述の寿命とも関連しますが、トイレ交換のメリットとして、トイレ自体が進化していることが挙げられます。
今後トイレの基本機能が劇的に変化することは、なかなかなさそうです。
しかし近年では、パナソニックの「アラウーノ」シリーズというヒット商品が誕生しました。市販の台所用洗剤をセットしておくと、流すたびに泡で便器をあらってくれるという機能が大人気なんだとか。
「アラウーノ」をサイゼリヤではじめて見たときは泡がたくさんでてきてびっくりしました。
他にも
- 節水・節電
- 掃除のしやすさ、汚れにくさ
のように経済的なメリットにつながる進化もあります。
そしておしゃれな見た目も大事なポイントです。
ここ数年は凹凸の少ないつるんとしたデザインが流行りですね。
キレイ・おしゃれで家計にもやさしい、となると古びた便器を無理に使い続けなくても、という気持ちが湧いてきます。
築10年のマンションでトイレ周りのトラブル続発
ここからは、10年経過したトイレのまつわるトラブルの参考として、わが家で最近発生したあれこれを書いておきます。
これを読むとやっぱりトイレ買い替えしたほうがいいかも、と思うかもしれません。
トラブル1.シャワートイレが壊れる
ある日、INAXのシャワートイレのLEDがピカピカと点滅し続けるようになりました。
しかしこの段階では動作上の問題は特にありませんでした。
後に調べたところこの点滅は「そろそろ10年たつので点検を受けてね」というお知らせ機能で、点検を受けるまで消すことができないそうです。*2
動作に問題がないのでそのまま放置していましたが、数週間してシャワーが出なくなりました。
ネット上には同じようにLEDの点滅後に使えなくなった、という声もありました。
LEDの点滅はあくまで期間お知らせ機能であって、機能に問題があることを示しているわけではないはずなのですが、ちょっとタイミングがよすぎですね。
なんにせよシャワーが出ないシャワートイレは、もはやシャワートイレではなくただのトイレです。
トラブル2.注文した便座が来ない
家電量販店のネット通販でパナソニックの「DL-RL20-CP」という温水洗浄便座を購入しました。
注文したものの、メーカー欠品とのことで待てど暮らせど届きません。
Amazonでは「2日以内に発送」と表示されているのを見て、元の注文をキャンセルしてAmazonで買い直そうと何度も思いました。
しかし、Amazonのほうが5,000円ほど高く、「もうちょっと待とう」と繰り返しているうちに3週間以上経ってしまいました。
けっきょく1ヶ月弱でやっと到着しました。
痔になるのではと気が気ではありませんでした。
トラブル3.給水ホースを接続できない
購入前にしらべた結果、温水洗浄便座の取り付けはそれほどむずかしくないことが分かり、取付工事は業者にお願いせず、自分で設置することにしました。
取り外したときにしっかり掃除したいという気持ちもありました。掃除するあいだ業者さんを待たせるのも悪いので。
先に公式動画などで確認しておきました。
しかし当日問題発生。
ゴムパッキンのようなパーツが外せない
便座は便器本体に、巨大なネジで止められています。
このネジはかんたんに外せましたし、シャワートイレ自体も問題なく取り外せました。
しかしそのネジ穴に黒いゴムのパーツがはめ込まれていて、外れません。取っていいものなのかもはっきりしません。
INAXのサービスセンターに電話すると担当から折り返し電話するとのこと。
新しい温水洗浄便座の説明書やパーツを見るとどう見ても不要なパーツです。いろいろためして、最終的にはペンチではさんで思いっきり引っ張るとなんとか引っこ抜くことができました。
この時点で、作業開始から1時間半くらい経過。掃除を入れて30分くらいで終わる予定だったのに……。INAX から電話がかかって来たのはそこから4時間くらいたってからでした。
給水ホースを接続できない
温水洗浄便座本体については取り外しも設置もそれほど手間取りませんでした。予習が功を奏しました。
と思いきや、最後に便座と給水管を接続しようとしても、接続口が合いません。
家族にトイレをガマンしてもらうのも限界があります。しかたなく業者に依頼。
予定外に8,000円かかってしまいました。とは言え、これについては完全に私の下調べが甘かっただけですし、実はスパナがもう一本あれば業者を呼ばずとも対応できたトラブルでした。*3
ちゃんとした工具一式、ほしいなぁ……。
市区町村のホームページなどで公表されていますし、「自治体名 + 水道局指定業者」で検索すれば、すぐに見つけられると思います。
急いでいるからといって変な業者に頼まないよう気をつけましょう。
▲ 指定工事店は広告に必ず「指定工事店」である旨書かれている。今回のトラブルがトラウマになり自宅ポストに投函される指定業者の広告を捨てられなくなった(笑)
トラブル4.トイレタンクから水漏れ
記事の上の方でも触れましたが、取り付けの過程でトイレ本体のタンクから水漏れするようになってしまいました。
10年経過してパーツ(パッキン)が劣化している状態で、給水ホースに触れたことでパッキンから漏水するようになってしまったようです。
不幸中の幸いと言っていいのか、水漏れはごくわずかで、ポタッ…………………ポタッ………………とすこーし垂れてくる程度。
この故障については前述の水道局指定業者さんも対応ができないとのことで(それでもいろいろがんばってくれました)、製造元である INAX に依頼しました。
修理に来られるのは、土日だと最速で2週間以上先とのことで、やむなく平日に有給をとって来てもらうことにしました。それでも数日先です。
修理までのあいだ、
- トイレを使うときにマイナスドライバーで止水栓をオープン。
- 終わったら止水栓を締める
という地獄のような運用でなんとか乗り切りました。
(給水栓を締めるとトイレに水が供給されなくなるので水漏れも止まるのです)
修理費は1万4千円くらいだったかな?
▲ トイレにある止水栓(黒丸のところ)。
おわりに
- 温水洗浄便座:25,000円くらい
- 水道工事(温水洗浄便座設置)費:8,000円
- トイレタンク修理費:14,000円
計 47,000円
痛い出費でした。
たとえば1万円くらいの安価な温水洗浄便座にして、トラブルが発生しなければ1万円で済んでいたわけで、完全に予算オーバーです。
ただトラブルは自力では不可避です。
その発生頻度をさげられるのであれば、「安心を買う」意味で便器ごと買い換えるのは全然ありだと思います。
ウォシュレット(温水洗浄便座)が壊れて買い替えを考えているひとは、便器ごとの交換も選択しに入れてみてください!