こんにちは、5歳の女の子、2歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
長女のあしに、なぞのいぼができたので、かかりつけ医に見てもらったら「水いぼ」でした。
初耳でしたがどんなモノなのでしょうか。
- ふとももの裏につるっとしたイボができた、そして移動した…増えた!?!?
- 水いぼとは
- 治療法は?
- 自然治癒を待つことにしました
- 2018/6/28追記:その後の様子
- 2018/7/11追記:保育園から通院を指示されました
- 参考サイト(抜粋)
ふとももの裏につるっとしたイボができた、そして移動した…増えた!?!?
2017年の秋頃でしょうか、風呂上がりにアレルギー対策の保湿剤を塗っているときに、長女のふとももの裏につるっとした0.5mmくらいのイボができているのを見つけました。
表面がつるっと光っているのが特徴。
痛みやかゆみはなさそうなのでしばらく放置していました。
そして数週間後。
前のイボはなくなって、少し(数cm)離れた別の場所に移動しています。
そんなことが2回ほどありました。
実際には動いたわけではなく、古いのが治って新たにできただけなのですが、ちょうどなくなった頃にできるので移動したように感じるのです。
そしてさらに数週間。
こんどは移動せずにその周辺で数が増えていきます。
「昨日までは3個だったのに今日は4個になった気がする…」
ナニコレ怖い。
いまは4個ほど連なるようにできている。
よく見ると周りにもうっすらぷつぷつがあるような……。
というわけで遅ればせながら医者に見てもらったら「水いぼ」でした。
水いぼとは
かかりつけの小児科でもらったプリントの写真をのせます。
一般社団法人 日本外来小児科学会が発行したもののようですので信頼性は高いと思われます。*1, *2
ただし、自己判断・診断は禁物です。水いぼらしきイボを見つけたひとは必ず医師の診察を受けてくださいね。
プリントによると水いぼとはつぎのようなものです。
丸くて光った、うつるイボです。つぶすと白いかたまりが出てきます。この中にウイルスがたくさんふくまれていて、これが付くとうつります。
水いぼは「伝染性軟属腫」とも呼ばれる、伝染性のイボで1〜6歳くらいの子どもに多く見られるそうです。
アトピー性皮膚炎や湿疹、乾燥肌の子は皮膚のバリア機能が低下しているため水いぼにかかりやすい傾向にあります。
長女はアレルギーによる湿疹で数年継続治療中なので、これに該当するのかもしれませんね。
長女(5)の場合の症状など
長女の場合は、1mm弱のちいさなイボが1cmくらいの間隔をあけて、点々と5つくらいできています。 このように数個から十数個がまとまってできることが多いそうです。
ただし、足の指にひとつだけ単体でできているので、必ずしも複数個できるわけではないということですね(下の写真)。
今のところは、とくにかゆみなどは無く掻き壊してしまうようなこともありませんが、ぷつぷつっとしたイボに触れると少し気になることはあるようです。
治療法は?
冒頭のプリントによると水いぼの治療法にはつぎのようなものがあります。
- ぬるくすり
- つまんでとる
- 治るまで待つ
ぬるくすり
いろいろな薬を試してみることもありますが、確実に治す薬はありません。
漢方薬が処方されることもあるという情報もありましたが、いずれにせよ確実に治る薬はないとのことです。
つまんでとる
ピンセットでつまんでとり、消毒します。
でも痛いし、全部とってもまた出来ることがあります。
触ってみるとけっこう固い感触なので、これをつまみとるとなると確かにかなり痛そうです。
[補足]
皮膚科で聞いたときは、麻酔テープを貼ってから取るので痛みはあまりないとのことでした。
治るまで待つ
特別な治療をしなくても一年くらいで治るので、泣かせてまで取り除かなくてもいいでしょう。
一年ていど、ながくても2〜3年で自然になおるそうです。
2、3年ってかなり長いですけどね…。
(5年というサイトもありました)
自然治癒を待つことにしました
幸いかゆみや痛みはないようなので、長女に関しては時間がかかるとしても気にせずに待つことにしました。
一方で、他の場所へうつったり、他人へうつしてしまう可能性があることから積極的な治療(つまみとる)をすすめる医者もいるようで、治療方法については議論が残っている状況だそうです。
保育園、スイミングスクールの指示など社会的要因でとらざるを得ないこともあるでしょう。
あくまでわたしの観測範囲内ですが、皮膚科のサイトでは積極的治療(つまみとる等)をすすめる傾向がありました。
迷ったら複数の医師にセカンドオピニオン、サードオピニオンを聞くのもありだと思います。
イボの数や大きさなど症状にもよるでしょうから、必ずしも「放置でいいや」と決めつけずにお医者さんと相談して考えましょう。
2018/6/28追記:その後の様子
この記事を書いてから数週間後、ふとももの裏の水いぼはいつの間にか掻き壊してしまっていました。
掻き壊した跡はそれほど残らず、しばらくするとほとんど目立たなくなりました。
しかしその後もお尻にできたり、背中にできたりしてその都度掻き壊しては治っての繰り返し。根治には至っていません。
一度、皮膚科にも相談しましたが
- 気になるなら取ってしまうことはできる
- 極端に増えたりしない限り放置でもよい
- 顔など目立つところだけ取るとかもOK。親の判断次第
と言われ、結局いまのところ放置しています。
予想通り長男にもうつって、脇腹をポリポリ掻いています。
長女・長男の通う保育園のお友達もやはり水いぼのできている子はけっこういるようで、レーザーで治療してもらった子もいました。
うーん、ほんとうに悩ましい。
2018/7/11追記:保育園から通院を指示されました
長女は移動するたびに掻き壊しまくった結果、ほぼ絶滅させるに至るというまさかの展開。ただ経験上、水いぼは掻き壊してすぐには他の場所に発生せず、すこし時間が経って気づいたらできているという感じ。まだまだ油断はできません。
いっぽう長男は順調に(?)増えて、ついに保育園の先生から皮膚科受診を指示されてしまいました。プールの時期なので他の子への感染予防の意味もあると思われます。
病院によって方針が違いすぎる
前述のとおり、前の皮膚科は積極的治療はすすめてこなかったのですが、今回長男が行った皮膚科は積極的に取る派だったようです。
長男を連れて行った妻が若干批判的な雰囲気で「お母さんは治療しない方針なの?」と聞かれたのですが、こちらとしては「別にこちらが積極的に決めたわけじゃない」というのが正直なところ。
ちょっと文句を言いたくなるくらい、先生によって言うことが違うんです。特効薬や根本的治療法がないのでしかたないとは思うものの、それで我々が批判されるのもなー。
広がる前なら早めにとっちゃったほうがいいと思うようになりました
ただ、ここまであちこちにポツポツと広がってしまうと、たしかに早めにとってしまうほうがいいと思うようになりました。
もし水いぼが一箇所または数箇所にまとまって数個(5,6個とか)なら、痛いのはかわいそうですが取ってしまって、完治させるのがいいと思います。
大人は掻かずに我慢するということができますが、こどもは無意識に掻いてしまうので、治るまで待つということが現実的に難しいです。結果的に増えてしまうのであれば、痛みをちょっとがまんしてもらって治しちゃったほうがいいと思うようになりました。
たくさん増えてしまったときはまた悩ましいところです。まさにいま長男がそんな状況。一回皮膚科で取っておしまい! と確信できれば踏ん切りもつくのですが……。そこまで言い切れなくてもこのまま微妙な状況が続くなら、術後の再発はグレーにしても一度きれいに取ってしまうのもありかなとも思います。逆にいうとそれくらいしぶとい。
まだ答えは出せていません。引き続き続報を追記していきます。
参考サイト(抜粋)
- 【医師監修】子供の水いぼ | 原因と一般的な治療法 | マイナビウーマン子育て
- 水いぼ | 晴海トリトン夢未来クリニック | 小児科 皮膚科 耳鼻科 耳鼻咽喉科 勝どき 月島 休日診療
- こどもの水いぼ。治療したほうがいいの?それとも・・・~水いぼは自然に良くなります~ | 新しい医療・健康作りに取り組む「医師経営者」白岡亮平のブログ~dr365のつぶやき~
- 豊中市で爪白癬(つめみずむし)を治療するなら | 【千里中央花ふさ皮ふ科】皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科・形成外科
- 子どもの体に水いぼができた!夏の季節に知っておくべき対処と予防 – 小児科オンラインジャーナル
- 水イボは秩父市の皮膚科・美容皮膚科・内科 はらしまクリニックへ
*1:プリント右下の「日本外来小児科学研究会」は日本外来小児科学会の発会当初の名前とのこと。 http://www.gairai-shounika.jp/about/introduction.html
*2:設立から25年が経っている点、公式サイトで全30回の年次集会の概要を公開している(第19回以降は年次集会の公式サイトあり)点、会員数約2300名(内医師2100名以上)等から判断。