うち天

子育てで日々挫折するおじさんのブログ

黒メダカが卵を産んだのでさっそく採卵しました


わが家では長年ベランダの睡蓮鉢でメダカを育てています。

2018/4/28、今年初めてのメダカの卵採集(採卵)を行いました! 今年もたくさん産んでおくれ〜。

  おすすめのメダカの餌 - 今年も子メダカがたくさん生まれてます - うち天

わが家の睡蓮鉢

ベランダに大小ふたつの睡蓮鉢を設置しています。大きい方(下の写真の鉢)は直径60cmくらい。写真はありませんが小さいほうは30cm弱かな?

▲ こどもたちはメダカ大好き。餌やりをどちらがやるかでいつもモメています(笑)

▲ 去年生まれたメダカが10匹泳いでいます

メダカの採卵方法

おすすめはホテイアオイ

ネットにはいろいろな採卵方法の情報があふれ、まことしやかに喧伝されています。わたしもそれを見ていろいろと試してみましたが、結局落ち着いたのはド定番の「ホテイアオイ」(別名ホテイソウ)です。

  • メダカが産み付ける確率
  • 産み付けられた卵の採卵しやすさ
  • コスト
  • 入手しやすさ

いろいろな面を総合するとダントツでハイパフォーマンスな産卵床といえます。

入手はホームセンターなどで

早ければ4月ごろからホームセンター、園芸店、観賞魚店などで売っています。大きめのスーパーでも取り扱っていることがあります。

勝手に殖えます

100円〜200円程度で一株か二株買ってこれば、暖かい時期ならどんどん殖えるのでコスパはいいですね。発泡スチロール箱などで寒さを防げば越冬もできますが、枯れてしまうことも多いので毎年春先に買うほうが手っ取り早いです。

ホテイアオイは繁殖力が高く世界中で殖えすぎて問題になっています。日本では「要注意外来生物」に指定されています。 ぜったいに河川・池などに捨てたりしないでください。

意外にキレイな花が咲く

夏の暑い時期にキレイな花が咲きます。

▲ 沖縄で撮影したホテイアオイ

上の写真は旅先の沖縄で撮ったものですが、東京の自宅のスイレン鉢でも咲きます。ただうちの睡蓮鉢は夏にヒゲゴケが大繁殖しがちで、そうするとホテイアオイの元気がなくなって花が咲かない年もあります。

慣れているひとは手でも採卵できます

メダカの取扱いに慣れていれば、親メダカから直接手で採卵できます。ただし直接採卵はメダカにダメージを与えやすいのでオススメはしません。どうしても産卵床に産み付けない場合などの特例と考えておきましょう。

細かいテクニックは人それぞれ工夫していると思いますが、大まかに言うと次のような流れ。

  1. 網でメダカをすくう
  2. メダカの腹から、指で優しく卵を採る
  3. 付着糸で固まっている卵塊をバラす

▲ 腹に卵が付いているけどピンぼけで見づらいですね……。

このとき

  • 指を水で濡らし、冷やしておく
  • 水から出している時間はとにかく短く

など、親メダカのダメージを少しでも減らすようにしてあげましょう。

元気なメダカは毎日卵を産みます

今年初採卵では4つの卵が採れました。それから連日産んでくれています。

▲ メダカの卵。この日は8個くらい採れた

たぶん今朝時点で20個くらい採卵しました。きれいに洗った豆腐の容器で孵化を待ちます。 メチレンブルーなどの薬品でカビなどを防ぐひともいます。わたしは毎日水道水を入れ替えてきれいに保ちます。

水温によりますが10日前後で孵化します。今年の東京は5月頭の今の時期でもかなり暑い日が多いので早めに孵るかも。

最初の一匹が孵化するまでの10日~2週間がめちゃくちゃ長く感じます(笑) 定期的に採卵していれば、その後はどんどん孵るのでたのしいですよ。

▲ メダカ孵化装置(豆腐パック)

孵化したら別容器に移しましょう

卵は強いので水道水でも大丈夫ですが、稚魚は汲みたての水道水では塩素が心配です。汲み置きしてカルキの抜けた水道水や親メダカの水槽の水を、卵とは別の容器に用意して、孵化した稚魚を見つけたらそちらに移しましょう。大人のメダカは卵も稚魚も食べてしまうので最低でも1cmくらいになるまでは隔離しましょう。

稚魚用の容器は卵と同じく豆腐パックなどで大丈夫ですが卵と違って頻繁に水を変えると稚魚にダメージを与えてしまいますし、放置しておくと水が汚れます。少し大きめの容器や水槽・鉢がいいかも。ただし稚魚は泳ぐのが下手なので、水草や浮草など休める場所・隠れられる場所を用意してあげるとよいです。

採卵してからが本番

あたり前ですが、メダカ飼育はこれからが本番です。稚魚が孵化して成魚になるまでしっかりお世話していきます。たのしみ。

メダカは飼育環境では3~4年は生きることができる言われています。わが家では最長3年生きました。ただし長生きするためには

  • たっぷりの水
  • 少なめの個体数
  • 十分な餌(ただしやりすぎの弊害のほうが大きいので控えめに)

などの条件が必要です。一般的な家庭での飼育では平均するともう少し短くなると思います。

今年もむやみに増やさず、一匹いっぴきが長生きできるよう育てたいと思います。

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