うち天

子育てで日々挫折するおじさんのブログ

葬式に2歳の子供を連れて行ったらやっぱり大変だった


こんにちは5歳の女の子、2歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。

お葬式に5歳児と2歳児を連れて参加しました。
疲れました……。
(私以上に妻は大変でした)

30分 永遠よりも 永いお経

現代の仏教式の葬儀は以前に比べるとかなり簡略化されています。

今回の葬儀はお坊さんの入場から退場まで20分くらい。
遅めに来る参列者のかたもいるかもしれないので、念のためもう少し待機して、トータルで30分くらいでした。

たったの30分。
されど30分。

この間の我が息子の奇行をダイジェストでお送りします。

※家族葬にしたのと、故人は比較的高齢で亡くなったため参列者は少なかったです。現役世代の場合は参列者が多くなり時間も要すると思います。

会場の真ん中で寝っ転がる

まず、そもそもイスに座っていられませんでした。
妻の抱っこも拒否。
いつもは抱っこマンのくせに!!

イスの近くをフラフラ歩き回り、しまいには地面に寝っ転がりはじめました。

そんなことをさせるまで放って置くなんて非常識だとのお叱りはごもっともです。

わたしもさすがに起こそうとしました。
しかしイヤイヤ期真っ只中の2歳児は絶叫して嫌がります。

導師がお経を上げてくださっている最中に奇声が響き渡ります。

ツライ。

お坊さんを横から凝視する

さすがにお坊さんにはあまり近寄らなかった長男ですが、10分ほど経って少し慣れてきたのか、お坊さんの横1.5メートルくらいのところまで近寄り、じーっと見つめます。

そのままお坊さんに近寄ってボディタッチでもするのではないかとヒヤヒヤしました。

祭壇の方までは行かなかっただけマシなのかもしれません。

怖いお坊さんだったら後でシメられるところだぞ。

数珠をうばって投げる

2歳児ははじめて見るもの、とくに大人が持っているものが大好物です。

わたしや妻、親戚の数珠をうばって遊んだり、投げつけたりするというひどい所業をやらかしました。

罰当たりすぎる。

渡さなければいいのですが、そうするとギャーギャー言い始めるのでしかたなく渡してしまうのです。

歌う

Eテレ「みいつけた!」のエンディングで流れている曲「ひみつのヒミコちゃん」をラップ調に歌うのがブームの長男。

この時も、

「あいたいとー」
「おもうー」
「きーもーちーがー」
「あればー」

と歌いはじめました。

まあ実際にはラップ調というより、音程が無く棒読みに若干の節を付けた感じで、お経っぽいというか
 ・
 ・
 ・
はっ!!!!

お経ならちょうどいいじゃないか!!!(よくない)

5歳児はがんばった!!

5歳の長女にとっても長い長い30分でしたががんばりました。

2日目の告別式の終盤はさすがに飽きてしまったけど、それでも耐えました。
お焼香も上手にできたし。

立派なおねえさんっぷりでした。

「お坊さんのお話(説教)の意味が分からなかった」
とボヤいていましたが大丈夫、おとーちゃんも分かっていないから。

メンタル削られました

というわけで、親類やお坊さんの前での奇行はさすがに恥ずかしかったですがなんとか乗り切りました。

親族もヒヤヒヤしただろうし申し訳なかったです。
お坊さまと会場スタッフのみなさま、すみませんでした。

ふたり目の子だったので親も多少図太くなっておりまだマシでしたが、ひとり目だったらいたたまれず外に出ていたかも。

全体をとおして問題なのは長男でなく親である妻とわたしの対応なのですが、正直どうしたらいいのかわかりません。
会場の外に連れ出すべきだったかな……。

(その場の対応でなく日頃のしつけの問題と言われたらその通りです)

結果論ではありますが、お坊さんも優しく、親族も見守ってくれて非常にありがたかったですし、なにより最後まで故人を見送れて本当によかったです。

通夜・告別式だけで言えばそれぞれ30分ではありますが、前後の準備や待機時間も入れれば半日以上。
それがお通夜と告別式で2日間です。

幼児にとっては大変だったことでしょう。
親子ともどもいい経験になりました。

故人が「おいおい心配で極楽へ行けねぇよ」と言っていないといいのですが……。