こんにちは5歳の女の子、2歳の男の子をもつアラフォーのおじさんです。
ひさしぶりの更新です。
3/17(土)公開の『映画プリキュアスーパースターズ!』を長女と一緒に観てきました。
めちゃくちゃおもしろかったんですが、観終わったあとに長女とお互い感想を言い合う「感想戦」がたのしくて、長女の成長を感じ感慨深かったです。
(いうまでもありませんが本来の意味での「感想戦」ではありません。ご了承ください)
あらすじ
世界をウソばかりの世界に変えてしまおうとあらわれた怪物・ウソバーッカ。
キュアエールたちにウソをついてだまし、さあやとほまれを連れさってしまう。
はなは先輩プリキュアのホイップたちに助けを求めるが、ウソバーッカはまたウソをついてひまりたちも連れさられてしまう。そしてみらいとリコの暮らす魔法界も狙われていることがわかる。
ウソバーッカによって世界が石化していくなか、ウソバーッカの緑の瞳を見たはなは、幼いころに出会った不思議な少年・クローバーを思い出す。クローバーとの約束を守れなかったことも……。
長女の感想(注意!! ネタバレあり)
▼前髪をはなちゃんカットにしてみた長女。
まずは映画館を出た直後に感想を聞いてみました。
「クローバーが消えたのがかなしい。かなしいお話だった」
長女の最初の感想がこれでした。
わたしはそういう風にとらえていなかったので、一発目からちょっと面食らいました。
そうか、そう言われてみれば。
また会う約束はしたものの、クローバーは消えてしまったのです。
どうやって会うといいうのか。
悪く言えば「気休め」。
でもわたしは心のどこかで「また会える」と信じていました。
こう信じられるためにはファンタジーをファンタジーとして理解する必要があるのかもしれません。
いっぽう長女にとってはファンタジー(フィクション)かどうかは関係ありません。
長女は消えてしまった事実がかなしかったのでしょう。
ちょっとかわいそう。
「どういうところが気になった?」と聞いてみた
おもしろかった? と聞くと「うん」としか返ってこないので質問を変えてみたらいくつか答えが返ってきました。
「鬼火が怖かった」
長女は2歳のころから映画館で映画を観ていますが
- 暗い
- 音が大きい
せいか、家では平気な内容でもちょっと怖がります。
5歳になってもまだちょっと怖かったみたいですが、映画の途中で「こわい」と言い出さなかったのは成長かもしれません。
怖い描写自体が少なかったですけどね、鬼火。
(でっかくなったところは怖かった)
「鬼火はなんでクローバーにウソをついたんだろう」
鬼火はクローバーに対して
「自分(鬼火)と離れるとお前は消えてしまう」
とウソをつきました。
わたしの解釈ではクローバーを利用してウソバーッカに变化させ、世界を闇にするための「脅し」です。
長女にはちょっと難しかったというか
「鬼火はなぜか事実と異なることを言った(その理由は分からん)」
という印象のようです。
「おどして怪物にして世界を闇にする」なんて発想はまだないんですね。
おしゃまな5歳ですが、この辺はまだピュア。
「パパとママはなぜ消えたのか」
はながクローバーの世界へ迷い込んだとき、パパとママとははぐれていました。
なぜパパとママがいなかったのか(というか、なぜはなはクローバーの世界へ迷い込んだのか)、作品中ではたしかに明確には描かれていなかったように思います。
あの世界へ行くための扉は、世界中の古い路地で「強く思う」(劇中の表現は忘れてしまいました)ことであらわれるはず。
幼いころのはなはなぜあの緑の扉に出会ったんでしょう。
迷子になったはながパパとママに会いたいと強く思ったってことでしょうか??
DVD, ブルーレイが発売されたら、長女といっしょにもう一度確認したいところです。
5歳児との感想戦の感想
だれかと映画を観たとき感想をいいあうのは大きなたのしみですね。
(そういうのが好きでないひともいますが)
これまでは「こわかった」「おもしろかった」で終わることが多かった長女ですが、今回は上記以外にもいろいろと思いを聞けて、とーちゃんとしてはうれしいかぎり。
「どういうところが気になったか」という聞きかたのおかげかもしれません。
あと、鑑賞後にファミレスでご飯を食べたのでそこでゆっくり話せたというのもあります。
ストーリーに疑問を持っていたり、それを自分なりに解釈しようとしているのもわかりました。
今後は作品のパンフレットを買って設定や裏話などを知るのもたのしいかもと思いました。とはいえ制作秘話的な意味の裏話やスタッフ・キャストのインタビューはまだ興味がありません。その辺に興味をもつのはまだ10年くらい先でしょうか(そのころにはとーちゃんと映画を観に行ってくれないんだろうな)。
いまのうちにたくさん観に行かなきゃ。
スーパースターズの鑑賞後、2018/3/21公開の『ボス・ベイビー』の前売りチケットを買いました。
コメディですが、ハリウッドのアニメは意外にストーリーがむずかしいのでどうかな?
わたし(39)の感想
ストレート・シンプルな作品
作品テーマをとてもストレートに描いた作品でした。
守れなかった約束が心のどこかで何年も何年もくすぶり続けて、忘れたと思ってもふとした瞬間に思い出して、その度にこころがざわつくというのは多くの人が経験しているのではないでしょうか。
「あやまりたい」
というはなのセリフは正直な思いでしょう。
現実の世界では過去のできごとをあやまりたいというのは大抵は自分が楽になりたいだけであって、相手はそんなこと求めていないケースが多いものです。
また劇中でははなは、完全な形ではないながらもけっきょく約束を果たすことができましたが、これも現実ではむずかしい。
はなは「時の扉」という超裏ワザを使って実現したわけで、わたしたちの世界には「時の扉」はありません。
大人には現実を突きつけるお話だったといえるかもしれませんが、そんな現実があるからこそ、プリキュアの世界ではこれからもこどもたちに向けて理想を語って欲しいとも思うのです。
ストーリーはとてもシンプルでしたが
- ハグプリの世界(プリアラも同じ世界として描かれていた)
- 魔法界
- 過去(回想シーン)
- クローバーのすむ世界
- ウソバーッカの体内
とさまざまな世界の中で、コメディとシリアスがいいバランスで描かれており、テンポよくすすむ展開のおかげで中だるみすることなく観られました。
これまでに映画館で観たプリキュア映画より、大人が笑っていたのが印象に残っていますが理由はわかりません(たまたまそういう来場者だったのか……?)。
リコとみらいの目配せに泣く
おじさんになり涙腺はほとんど開きっぱなしなのですが、今作では「リコとみらいの目配せ」に泣かされました。
すごくわかりやすく描かれていますのでぜひ観てみて下さい(笑)
長女に上記シーンがよかったと伝えたら
「なんで言葉でしゃべらないんだろうね」
と言われて、
「たしかにね!!!!」
と思いました。
いちおう長女とわたしの解釈を話し合ってみましたが、目配せを言葉にするのも野暮なのでここでは割愛します。
みなさんはどう思うでしょうか。
宮本佳那子さんの歌うエンディングテーマもよい
プリアラのエンディングテーマ以降、つづけてプリキュアのテーマソングを歌っている宮本佳那子さんが今作のエンディングテーマも担当されています。
『シュビドゥビ☆スイーツタイム』の
「ローリン♪ ローリン♪ こころにズッキュン」
のところが大好きすぎて永遠に聴いていられる私としては、宮本さんの声を聴きながらお話の余韻に浸ることができて最高でした。
サブタイトル・短編なしの今作
こんかいは前のプリキュア春映画作品『映画 プリキュアドリームスターズ!』と同じく、サブタイトルがありません。
秋映画の『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』の長さと比べるとずいぶん違いますね。
オールスターズからドリームスターズへ変わったときには、これからしばらくドリームスターズ・シリーズとしてつづくのかなと思ったので、今回スーパースターズに変わったのは意外でした。
長女といっしょに見はじめたのが『魔法つかいプリキュア』なので、今作に登場したまほプリ・プリアラ・ハグプリは、長女とわたしにとってまさにスーパースターたちでした。
次の春作品はどうなるのか、たのしみです。
秋作品はプリキュア15週年ということで
『映画 HUGっと! プリキュア♡ふたりはプリキュア』
としてHUGっと! プリキュアとふたりはプリキュア(初代プリキュア)のコラボ作品となることが決まっています(2018/10/27公開予定)。
ぜったい観なきゃ!!!!
そういえば恒例の短編もありませんでした。 ミラクルライトの注意点の説明だけ。
短編がない点でもシンプルさが目立ちましたね。
プリキュア新聞 2018年❀春号もゲットしよう
コンビニや劇場でプリキュア新聞 2018年❀春号が発売中です(350円)。 ここ数年は3月の春映画に合わせて発売されているようですね。
映画の予習・復習にもいいですし、ことしはプリキュア15週年ということでスーパースターズ以外に盛りだくさんで、もとても濃い内容になっています。
ちなみに正式タイトルは
「お父さんお母さんのためのプリキュア新聞」
となっていて、保護者向けの内容です。
(塗り絵など、一部はキッズもたのしめます)
ハグプリのプリキュア3人の声優さんのインタビューがよかったです。 はな/キュアエール役の引坂理絵さんの髪型がよい!
おわりに
まとまりがなくなってしまいました。
というわけで3/17に公開されたばかりの『映画プリキュアスーパースターズ!』。
おもしろかったです!